- 2021.12.21
- 2021.12.15
くすみ対策・ケアは季節に合わせて変えるべき?
肌がくすむ原因は紫外線にあると言われています。そのため、肌のくすみの対策は季節に合わせて行うことが大切です。
今回は、紫外線によるくすみにスポットを当てて、紫外線でくすみが起きる原因や季節別のくすみ対策、さらにルシアクリニックで行っているくすみに有効な治療法について紹介していきます。
この記事の監修者
ルシアクリニック 医師小原 直樹
肌がくすむ原因は紫外線!
肌の天敵といわれる紫外線は、くすみの原因にもなります。
季節別のくすみ対策を紹介する前に、まずは紫外線によってくすみが発生する理由を見ていきましょう。
ターンオーバーが乱れる
紫外線は肌にダメージを与える要因の1つです。
紫外線により日焼けをした肌は、軽度の炎症を起こしている状態にあります。また、弱い紫外線でも長期的に浴び続けると肌の内部で細胞が損傷され、ダメージを受けます。肌がダメージを受けると、肌を修復して守ろうとターンオーバーの速度が速くなり、角質も分厚くなってしまうのです。
ターンオーバーは速くても遅くてもメラニンを正常に排出できず、薄い褐色のくすみやシミになってしまいます。
乾燥・水分不足になる
紫外線によってバリア機能が低下している状態の肌は、水分が逃げやすく、乾燥しやすくなってしまいます。また、紫外線の影響でターンオーバーの速度が速くなると角質の乱れにも繋がり、さらに肌が紫外線のダメージを受けやすくなります。紫外線を受けることで、乾燥・日焼け・くすみなど肌に絶えずダメージを与え続けてしまうのです。
メラニン色素が増加する
紫外線によって肌にダメージを受けると、肌を守るためメラノサイトという細胞からメラニンが作られます。メラニンが過剰に増えるとターンオーバーでは正常に排出しきれず、肌にメラニンが蓄積した状態になり、くすみやシミを引き起こしてしまいます。
肌のくすみ対策やおすすめのケア方法を季節別に紹介
紫外線や乾燥による肌のくすみは、季節によってケアのポイントが変わってきます。ここからは、季節別のくすみ対策やケア方法を紹介していきます。
春のくすみ対策
春はこれまでの冬に比べて紫外線量が増え、肌のたるみやシワの原因になる紫外線A波も一番多い季節です。そのため、夏ほどの日差しや紫外線ではないと感じていても、紫外線対策は意識するようにしましょう。さらに、肌は気温に適した肌を保とうとしますが、一日の温度差も昼と夜で大きく変わるため対応しきれず、肌の状態が乱れてしまうのもくすみの原因となります。
春のくすみ対策には、洗顔と保湿が重要です。乱れて剥がれやすくなった角質を洗顔で取り除き、しっかりと水分を補給して乳液などでキープして、肌の状態が変わりやすい春のくすみを予防しましょう。
夏のくすみ対策
夏は紫外線が非常に強くなる季節です。メラニンの生成も活発になり、くすみを引き起こしやすくなります。また、冷房の効いた部屋に長時間滞在すると体が冷えてしまい、血行が悪くなることで肌の色がトーンダウンして見えたり、ターンオーバーの乱れを引き起こしたりもします。
夏のくすみ対策には、紫外線対策を徹底することが重要です。仕事や1日外出する用事があるときの紫外線対策はもちろん、少し買い物にでかけるだけ、洗濯物を干しに外に短時間出るだけ、という日常の何気ない時間でも日焼け止めクリームを塗って紫外線対策を行いましょう。UVカット加工された衣類を身に付けたり、日傘や帽子をかぶったり、アームカバーをつけたりなど、日除けアイテムを取り入れるのもおすすめです。
秋のくすみ対策
秋のくすみの理由は、夏に受けたダメージの蓄積や、気温の寒暖差によって体が冷えやすく血行不良になることがあげられます。しかし、夏に比べると紫外線の量は減るため、しっかりとした美白ケアが有効になる季節でもあります。
秋にくすみが気になるときは、美白効果のある化粧品やスキンケア用品を使い、メラニン合成を抑えながらターンオーバーを促し、肌に残ったメラニンを排出する手助けをしてあげましょう。また、血行を良くするためには体を芯から温める入浴も有効です。まだ暑い日もあり、シャワーだけになりがちな季節ですが、意識的に湯船で体を温めるようにしましょう。
冬のくすみ対策
冬は乾燥しやすい季節です。乾燥した肌はターンオーバーの乱れを招きます。古い角質が排出されずに肌の表面がゴワゴワになり、キメの乱れたカサカサの状態になってしまいます。また、寒さのせいで秋よりもさらに血行不良にも陥りやすく、血色の悪い暗い印象に繋がります。
冬のくすみ対策は、十分な保湿と血行促進を重視しましょう。保水力の高い化粧水でたっぷり水分を与え、美肌成分が配合されたクリームで蓋をし、乾燥からしっかりと肌を守ることを意識してください。入浴時は湯船でしっかりと体を温め、血行促進を意識しましょう。冷たい飲み物よりも温かい飲み物を選んだり、生姜などの体を温める効果のあるものを摂取するのもおすすめです。
肌のくすみは美容皮膚科での治療もおすすめ
紫外線や乾燥などによるくすみは、肌のターンオーバーで少しずつ改善していきます。しかし、ターンオーバーが正常化するには時間がかかるため、ひどいくすみが気になる方は、美容皮膚科や美容クリニックでの治療を検討するのもおすすめです。
ここからは、ルシアクリニックで行っているくすみに有効な治療法を紹介していきます。
美白フォト治療(IPL)
美白フォト治療は、IPLという特殊な光で肌に蓄積したメラニンを撃退し、くすみやシミ、そばかすを薄くする治療法です。光を照射した部位はコラーゲンの生成も促進できるため、ハリのあるキメの整った綺麗な肌に導く効果も期待できます。
複数回の施術で少しずつ効果を実感できる治療法なので、3週間に1回、5~10回程の施術を受けるのがおすすめです。施術時間は30分程度です。
レーザートーニング
レーザートーニングは、シミ治療にも使われる医療レーザーを非常に弱いパワーで照射することで、穏やかにメラニン色素に反応し、くすみやシミなどの肌トラブルを改善させる効果が期待できる治療法です。さらに、毛穴や産毛を目立たなくする効果も期待できるため、トーンアップした明るい印象に導きます。
1回の施術時間は5分~30分程度で、2週間に1回、5~10回程の施術を受けるのがおすすめです。
ケミカルピーリング
薬剤を塗布することで古い角質を剥離して、肌のターンオーバーを促すケミカルピーリングは、くすみ改善の効果が期待できる治療法です。肌のターンオーバーが行われると美白成分も増殖するため、さまざまな肌トラブルを改善する効果が期待できます。
ルシアクリニックでは2種類の薬剤を用意しており、患者様の肌の状態に合わせて薬剤の種類や塗布する時間を決め、患者様一人ひとりに適した治療を行います。
施術時間の目安は15分程度で、2週間に1回、定期的に施術を受けることでより効果を実感できるようになります。
点滴治療
ルシアクリニックには、高濃度ビタミンC点滴と、白玉点滴・スーパー白玉点滴という点滴治療をご用意しております。
高濃度ビタミンC点滴は、くすみをはじめシワやたるみの改善、ニキビなどの肌トラブルの予防、体の免疫力を高めて体質の改善など、さまざまな効果が期待できます。酸化しやすいビタミンCを直接体内に注入するので、酸化する前に全身へ行き渡らせることで美肌へと導きます。
もう一方の白玉点滴は、グルタチオンを血管に直接注入する治療法です。グルタチオンは美肌や美白に高い効果があるといわれる成分で、くすみやシミなどの肌トラブルをはじめ、日焼けした肌へのケアや体内にたまった毒素を排出するデトックス効果にも期待ができます。更なる効果を実感したい方は、スーパー白玉点滴がおすすめです。
どちらの点滴も、複数回の施術でより効果を実感できる治療法です。1週間~2週間に1回の頻度での治療をおすすめします。施術時間は高濃度ビタミンC点滴が30分~60分、白玉点滴とスーパー白玉点滴は30分程度です。
季節別のくすみ対策、治療法はルシアクリニックにご相談ください
紫外線や乾燥など外的な刺激によって引き起こされるくすみは、季節によって対策方法や重視するポイントが異なります。季節別のくすみ対策を行いながら、次の季節に向けてのくすみ予防も視野に入れましょう。
くすみがひどく、有効な方法で改善させたいという方は、美容クリニックでの治療もおすすめです。ルシアクリニックでは、患者様一人ひとりの肌の状態を確認し、適切な治療法をご提案します。
くすみにお悩みの方は、ルシアクリニックまでお気軽にご相談ください。
※掲載価格はすべて税込価格です
記事の監修者
ルシアクリニック 医師小原 直樹
経歴
- 岡山大学医学部医学科 卒業
- 川崎医科大学附属病院 初期研修医
- 川崎医科大学附属病院 形成外科 入局
- 福山市民病院形成外科 勤務
- 独立行政法人国立病院機構福山医療センター形成外科 勤務
- 大手美容皮膚科・美容外科クリニックで院長を歴任
- ルシアクリニック 勤務
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