セットバック整形・
エラ削り・骨切り

セットバック整形には、上顎に適応する『上顎セットバック』と下顎に適応する『下顎セットバック』の2種類があり、お悩みに合わせて術式を選択します。

『出っ歯』や『口ゴボ』でお悩みの方には上顎セットバック、『受け口』でお悩みの方には下顎セットバックでアプローチすることが一般的です。
口元の状態によっては、上顎セットバックと下顎セットバックの両方を行うこともあります。

セットバックは上下ともに、前から4番目の歯を抜歯するところから始まります。

4番目にある歯の根っこの先まで骨を切除して、そのスペースに前歯6本を骨片ごと後方に移動させチタンプレートで固定し、抜歯した両隣の歯（3番目と5番目）は6ヶ月間ワイヤーで固定します。

下顎セットバックでは、骨を後ろに移動させたときにアゴ先だけが残ってしまうので、『オトガイ形成（アゴ先の切除）』もセットで行います。

上顎セットバックとは、出っ歯・口ゴボに適応される術式です。

一般的な出っ歯は歯科矯正のみで改善されますが、骨格ごと前に突出している場合は『上顎セットバック』を行うことで改善できます。

上顎セットバックでは、歯茎と歯の向き（角度）を変えることが可能です。
また、この術式は口腔内からアプローチするため、傷跡の心配もほとんどありません。

上顎だけでなく下顎も前方に突出している場合は、『下顎セットバック』を同時に行うこともあります。

ルシアでは経験豊富な医師がしっかりと患者様の口元の状態を確認し、適した手術方法をご提案します。

下顎セットバックとは、受け口にお悩みの方に適応される術式です。

受け口の状態によっては歯科矯正のみで改善されますが、骨格ごと前に突出している場合は『下顎セットバック』を行うことで改善できます。

下顎セットバックだけではアゴ先が前に残ってしまうので、『オトガイ形成（アゴ先の切除）』や『Vライン形成』をセットで行い、輪郭を整えます。
また、この術式は口腔内からアプローチするため、傷跡の心配もほとんどありません。

『口ゴボ』『受け口』ともに不正咬合の一種であり、噛み合わせが悪い状態です。
そのため、咀嚼や発音に影響が及ぶことがあります。

口呼吸になることも多いため口腔内に菌が入りやすく、風邪をひくリスクも高くなるでしょう。

また、見た目にコンプレックスを抱く方も多くいます。

ルシアで行う『上顎セットバック』と『下顎セットバック』は、前から4番目の歯を抜歯して、前歯6本分の骨を後方に動かす手術です。

口元の審美改善にかかわる前歯部の骨のみを効率よく動かすため、稼働角度の自由度も高く、より理想的なデザインに近づけられます。
アゴ全体を動かす手術に比べて患者様の体への負担が少なく、ダウンタイムや手術のダメージも短いことがポイントです。

また、前歯を動かすだけなので手術後も奥歯の噛み合わせが変わることはほとんどなく、噛み合わせが安定しているため、術後に流動食を行う必要もありません。

術後6ヶ月間は前歯での咀嚼に気を付ける必要はありますが、基本的には術後の早い段階で普通の食事が取れます。