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ニキビ跡は市販薬でも治療できる?赤みやクレーターを改善する方法

ニキビ跡は市販薬でも治療できる?赤みやクレーターを改善する方法

ニキビができた場所に残ることがあるニキビ跡・瘢痕(はんこん)は、目立つこともあるため、治療を検討する方が多い症状の1つです。

今回は、そもそもどうしてニキビ跡・瘢痕ができるのか、種類や症状、治療法について詳しく紹介します。

ニキビ跡・瘢痕ができる原因

ニキビ跡・瘢痕ができる原因は、炎症が起きている赤ニキビに対して正しいケアや治療を行わず、悪化させてしまうことにあります。

炎症が起きているニキビにはニキビ菌(アクネ菌)が繁殖しており、炎症を抑えるため白血球が増えます。また、肌を守るためメラニン色素も多く作られています。ニキビ菌から肌を守ろうとするこのような働きが、結果としてニキビ跡・瘢痕になってしまうのです。

ニキビ跡・瘢痕の種類や症状

ニキビ跡・瘢痕の種類や症状

ニキビ跡・瘢痕には大きく分けて、色素沈着タイプ赤みタイプクレーター(凹み)タイプの3種類があります。ここからは、ニキビ跡・瘢痕の種類や、どんな症状があるのかを紹介しましょう。

色素沈着タイプ

赤みのあるニキビ跡を放置すると、徐々にシミのような茶色いニキビ跡になることがあります。

茶色いニキビ跡の原因はメラニンの色素沈着があげられます。炎症が起きると肌を守るためメラニン色素が作られ、そのメラニンが色素沈着することでシミのように茶色くなってしまうのです。

色素沈着したニキビ跡も、時間の経過とともに少しずつ薄くなっていきます。ただし、メラニン色素は紫外線を浴びたり肌に刺激を与えたりする度に生成され、過剰に生成されたメラニン色素は肌のターンオーバーだけでは排出しきれなくなります。そのため、茶色のニキビ跡ができたときはメラニン色素の生成を抑えるよう、紫外線対策を行ったり、スキンケアをするときに摩擦を起こさないよう工夫したりする必要があるでしょう。

赤みタイプ

ニキビが落ち着いて平らな肌になったものの、ニキビのあった場所にポツポツと赤みが残るのが、いわゆる「ニキビ跡」と言われる症状です。ニキビ自体は治っていても、しばらくは肌の表面が強い炎症によるダメージで薄くなっており、肌の下にある血管の色が浮いて見えることがあります。時間経過とともに、自然に治っていきますが、完全に消えるまでには半年以上かかることもあるでしょう。

クレーター(凹み)タイプ

ニキビのあった場所がクレーターのようにデコボコとしてしまうこともあります。この瘢痕は炎症が悪化することで真皮の組織が破壊され、修復を試みたものの綺麗に治った場所と破壊されたままの場所が混在することで発生します。

また、ニキビを無理に潰したり、潰れたニキビを力任せに絞ったりと不適切な対処をした場合にも、クレーター状のニキビ跡・瘢痕になってしまいます。

1度クレーター状になると元通りの肌に自然に戻るのは困難なため、時間が経過しても肌の凹みが残り、酷い場合には遠目から見ても目立つほど残ってしまうこともあるのです。

ニキビ治療に最もおすすめの方法はどれ?

ニキビ跡・瘢痕の治療は、皮膚科や美容クリニックで行えます。

ルシアクリニックで行っているポテンツァ ニードルRFは、ニードル(針)とRF(ラジオ波)の熱刺激を用いた治療法で、ニキビ跡の治療にはRFを照射する際にニードルを使って皮下へ直接薬剤を注入する治療方法が取られます。
この治療によって、ニキビ跡をはじめ、毛穴の開きやくすみなどの肌質の改善効果が期待されます。さらに、小ジワや軽度のたるみの改善も期待できるため、若々しくハリのある肌に導くこともできるでしょう。

ポテンツァ ニードルRFポテンツァ ニードルRFは回数を重ねることで効果を実感できる治療法です。最初の治療を受けた2週間後に検診を行い、様子を見ながら1ヶ月に1回のペースで5~6回の治療を目安に通院します。
治療後のダウンタイムはほとんどなく、一時的に赤みが現れることもありますが、自然に治まっていきます。また、施術の翌日から肌がざらついて乾燥することがあるため、しっかりと保湿ケアを行う必要があります。この乾燥やざらつきも1週間程で自然に落ち着くため様子を見てください。

ルシアクリニックのポテンツァ ニードルRF治療は、1回5回10回のコースが用意されており、何回コースで治療を行うかなどはカウンセリングで相談することも可能です。
治療にかかる費用は税込で1回コースが77,000円5回コースが330,000円10回コースが550,000円で、薬剤は治療追加毎に1回10,000円となっています。

ニキビ跡・瘢痕は市販薬でも治療できる?

ニキビ跡・瘢痕は市販薬でも治療できる?

ニキビ跡・瘢痕のケアに効果があるとされる市販薬は複数種類販売されています。

L-システインが成分に含まれている薬が多く、使い続けることで少しずつ改善したり、メラニン色素が色素沈着するのを予防したりする効果は期待できるでしょう。

ただし、市販薬に含まれている成分は皮膚科や美容クリニックなどで処方される薬に比べて含有量が少ないため、効果が現れるまでに時間がかかります。また、完全には色が抜けきらないこともあるでしょう。さらに、市販の薬は色素沈着したニキビ跡・瘢痕には効果が期待できますが、クレーター状になった肌には効果が期待できません。
そのため、ニキビ跡や瘢痕を完全に治したい方は、クリニックなどで治療を行うのがおすすめです。

ニキビ跡・瘢痕の治療はルシアクリニックにご相談ください

ニキビ跡や瘢痕は目立つものも多く、人に見られることが苦痛に感じたり、コンプレックスになったりすることもあります。市販薬でニキビ跡になるのを予防したり、薄くしたりすることは不可能ではありませんが、気になるニキビ跡や瘢痕は皮膚科や美容クリニックで正しい治療を受けることが望ましいでしょう。

ルシアクリニックではポテンツァ ニードルRFを使ったニキビ跡の治療のほか、ニキビを予防する内服セットや、すでにできてしまったニキビを悪化させないための治療も行っています。ニキビができたときは早期に治療することで、ニキビ跡・瘢痕の発生を防ぐことが可能です。

ニキビやニキビ跡・瘢痕にお悩みの方は、ぜひルシアクリニックにご相談ください。

※掲載価格はすべて税込価格です

医師 小原 直樹

記事の監修者

ルシアクリニック 医師小原 直樹

経歴

  • 岡山大学医学部医学科 卒業
  • 川崎医科大学附属病院 初期研修医
  • 川崎医科大学附属病院 形成外科 入局
  • 福山市民病院形成外科 勤務
  • 独立行政法人国立病院機構福山医療センター形成外科 勤務
  • 大手美容皮膚科・美容外科クリニックで院長を歴任
  • ルシアクリニック 勤務

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