ホクロ除去

ホクロとは、メラノサイト（メラニン色素を含む細胞）が高い密度で集まってできた母斑の一種です。
メラノサイトが一層に並んでいる黒子とメラノサイトが重層した色素性母斑の2種類が存在し、そのうち色素性母斑は良性の腫瘍として扱われます。

ルシアではCO2レーザー（炭酸ガスレーザー）や、メスを使用して取り除く切開法でホクロを除去します。

CO2レーザーでの治療は、傷が小さいため傷跡が残ることはほとんどなく、治りも早い治療法です。局所麻酔を使用するため、痛みもほとんどありません。

CO2レーザーでのホクロ除去

ルシアではCO2レーザーによる痛みを和らげるため、局所麻酔を使用します。
痛みを感じやすい方でも、安心して施術を受けることが可能です。

ホクロのメラニン色素が深い場合、1度に取りきると皮膚がへこむ可能性があります。
ルシアではへこみを作らないよう、メラニン色素が深い場合は複数回に分けて取り、施術後は傷跡が残りにくい特殊なテープを貼って保護します。

5～9㎜の隆起しているホクロは、除去後に表面を縫い合わせるハイブリッド法がおすすめです。
ルシアでは傷跡なくきれいに取り除くことを心がけています。

CO2レーザーによるホクロ除去の過程

ハイブリッド法によるホクロ除去の過程

CO2レーザーの特徴

CO2レーザーは炭酸ガスレーザーとも呼ばれており、波長10,600nmある赤外線領域の光を発し、水に反応するレーザーです。

皮膚には水分が多く含まれており、レーザーが皮膚細胞内の水分に反応して熱エネルギーを発生させます。
熱エネルギーが水分を瞬間的に蒸散することで皮膚が削られ、ホクロが除去されます。

また、レーザーを照射した部位周辺の血管は熱凝固作用で瞬時に固まるため、出血の心配はほとんどありません。

さらに、CO2レーザーの蒸散作用は皮膚の表面のみなので、除去後の創傷治癒は早いとされています。

厚生労働省認可のCO2レーザー

ルシアでは厚生労働省より認可を受けている、レザック社のCO2レーザー『Newレザック』を使用しています。

Newレザックは、高エネルギーを狭い範囲に集中して照射する『スーパーパルス（ウルトラパルス）』が搭載された医療機器です。
スーパーパルス機能により、照射部分周辺の炭化傷害や熱障害が軽減され、施術前後の痛みを和らげながら創傷治癒を早めます。

切開法によるホクロ除去

メスを使用してホクロを切除し縫合します。

もり上がった色の濃いホクロや大きいホクロなどは、レーザーでは再発の可能性があるため、メスによる切除がおすすめです。

メスによるホクロ除去の過程

※ホクロのサイズにもよりますが、施術時間は約20分前後です。