- 2025.02.26
- 2025.01.16
「顔がくすんで肌が老けて見える」
「くすみを取る方法や治療を知りたい」
と悩んでいませんか?
そこでこの記事では、美容皮膚科医がくすみの原因と、おすすめの治療を解説します。
家でできるセルフケアも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
ルシアクリニック 医師小原 直樹
くすみの原因とは?

顔のくすみの原因は、主に下記の5つです。
- ・乾燥
- ・角質肥厚
- ・血行不良
- ・食べ物による糖化
- ・紫外線によるメラニン色素の増加
詳しく解説します。
乾燥
乾燥による肌のくすみは、環境や日常生活が大きく影響します。
たとえば、エアコンの効いた部屋や乾燥した空間で長時間過ごすと、肌の潤いが失われてしまいます。
また、1日に何度も洗顔をくり返すことで、肌の水分が奪われて乾燥しやすくなるでしょう。
肌が乾燥すると、キメが乱れて肌のバリア機能が低下します。
その結果、角質が厚くなり、くすみが目立つ原因となります。
肌の乾燥を防ぐためには、毎日の正しいスキンケアが必要です。
洗顔は1日1回に抑え、泡立てた洗顔料で優しく洗いましょう。
洗顔後は保湿効果が高い化粧水で潤いを補給し、乳液やクリームで水分を閉じ込めます。
乾燥が気になる冬には加湿器を使用し、室内の湿度を保つのもおすすめです。
これらの対策を取り入れることで、乾燥によるくすみが防げます。
日々のケアを見直し、潤いのある肌を目指しましょう。
角質肥厚
肌の健康を保つために欠かせないターンオーバーは、加齢や乾燥・ストレス・血行不良・過剰油脂分泌など、さまざまな要因で乱れることがあります。
このターンオーバーが正常に行われないと、古い角質が肌表面に溜まり、角質層が分厚くなることで肌がくすんで見えてしまうのです。
角質によるくすみは、額を含む顔全体に広がります。
そのため、丁寧なスキンケアを心がけ、規則正しい生活習慣を意識してターンオーバーを正常に促すことが大切です。
血行不良
運動不足・ストレス・不摂生な生活・寒い季節などが原因で血行不良が起こります。
血行不良になると肌へ栄養が行き渡らなくなり、青黒く血色の悪いくすみを引き起こします。
特に目の周りに現れる青黒いくすみは、疲れて老けた印象を与えるために注意が必要です。
適度な運動や入浴習慣を心がけることで、血行不良は防げます。
食べ物による糖化
糖質が肌のタンパク質と結合して起こる糖化は、黄色っぽいくすみ(黄ぐすみ)を引き起こします。
糖化によって生成されるAGEs(終末糖化産物)は、肌だけではなく血管や内臓にも悪意強を及ぼすため予防が大切です。
糖化を防ぐには、糖質の過剰摂取を控え、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、適度な運動や質の良い睡眠・生活リズムを整えることも効果的です。
紫外線によるメラニン色素の増加
メラニンは肌を紫外線から守るために生成される色素で、日焼けの原因です。
通常、メラニンは肌のターンオーバーによって排出されますが、メラニンが過剰に増えるとターンオーバーが乱れると、肌に蓄積してしまいます。
肌にメラニンが蓄積すると、茶色っぽいくすみの原因になります。
特に目の周りは、くすみが起きやすい部位です。
メラニンによるくすみ予防・改善をするには、紫外線対策が効果的です。
こまめに日焼け止めを塗り、UVカット効果があるアイテムも活用しましょう。
美白成分配合のスキンケア用品を取り入れることで肌のターンオーバーが促進され、くすみのない明るい肌を保つことが期待できます。
おすすめのくすみ治療5選

くすみを改善したい方は、クリニック(美容皮膚科)での治療がおすすめです。
おすすめのくすみ治療は下記の5つあります。
- ・美白フォト治療(IPL)
- ・レーザートーニング
- ・ケミカルピーリング
- ・高濃度ビタミンC点滴
- ・白玉点滴、スーパー白玉点滴
順番に解説します。
美白フォト治療(IPL)
美白フォト治療とは、IPLと呼ばれる特殊な光を照射することで肌に蓄積したメラニン色素に反応し、くすみ・シミ・そばかすなどを改善する治療法です。
また、美白フォト治療にはコラーゲン生成を促す効果もあるため、毛穴の開きにも効果が期待できます。
美白フォト治療は複数回施術を受けることで効果を実感できるので、3週間に1回を目安に5〜10回の施術を受けるのがおすすめです。(施術時間を30分ほど)
施術後に赤みが出る方もいますが、数時間で自然に治るのでご安心ください。
施術後の肌は敏感になっているため、保湿は忘れないようにしましょう。
レーザートーニング
レーザートーニングは医療用レーザーを弱いパワーで照射し、メラニン色素をはじめとした特定の色素に反応することで、くすみ・シミ・そばかす・肝斑などを改善する治療法です。
特に改善が難しいとされる肝斑のケア、毛穴や産毛を目立たなくする効果もあるため、肌のトーンアップも期待できます。
施術時間は5〜30分ほど、2週間に1回のペースで5〜10回の施術を受けるのがおすすめです。
施術後は肌に赤みが出る場合がありますが、当日から翌日には落ち着くのでご安心ください。
洗顔やメイクは施術当日から可能です。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは専用の薬剤を塗布して古くなった角質を剥離し、肌のターンオーバーを促進することで、くすみ・シミ・ニキビ・毛穴の開きなどを改善する治療法です。
肌のターンオーバーが正常化すると美肌成分が増加するため、肌の透明感や滑らかさが向上します。
ルシアクリニックでは『グリコール酸ピーリング』と『ミックスピーリング(フルーツ酸にサリチル酸を配合)』の2種類を用意しており、患者様の肌の状態に合わせた薬剤と塗布時間で施術します。
施術時間は約15分、2週間に1回のペースで定期的に施術を受けることがおすすめです。
施術後はピリッとした感覚や乾燥を感じる場合がありますが、数時間で治まることがほとんどなのでご安心ください。
高濃度ビタミンC点滴
高濃度ビタミンC点滴は、酸化しやすいビタミンCを直接血管内に注入することで効率よく全身に行き渡り、くすみ・シワ・たるみ・体質改善、ニキビ予防・免疫力向上にも効果が期待できる治療法です。
ビタミンCは体内で作ることができず、サプリメントでは十分に吸収されないため、点滴によって最大限の効果を引き出します。
メラニン生成を抑え、コラーゲン生成や肌の保水力を促進させ、肌の状態を美しく保ちます。
施術時間は30〜60分で、1〜2週間に1回ペースで施術することがおすすめです。
ダウンタイムはありませんのでご安心ください。
白玉点滴、スーパー白玉点滴
白玉点滴とスーパー白玉点滴は、美肌・美白効果が期待できる成分『グルタチオン』を血液中に直接注入する治療法で、くすみ・シミの改善、日焼け後のケア、美白治療、アレルギーなどに効果的です。
また、体内の毒素を排出するデトックス効果もあるため、体全体の健康をサポートします。
施術時間は約30分、1〜2週間に1回のペースで継続的に施術を受けることがおすすめです。
ダウンタイムはありませんのでご安心ください。
家でできる季節ごとのくすみケア

乾燥や紫外線による肌のくすみケアは、季節によって変わります。
最後に、家でできる季節ごとのくすみケアを紹介するので、くすみで悩まないために予防しましょう。
春のくすみケア
春はくすみの原因となる紫外線が多くなる季節です。
そのため、夏ほど日差しが強くなくても、紫外線対策(日焼け対策)は欠かさず行いましょう。
また、洗顔で乱れた角質を取り除き、化粧水や乳液で保湿するのも重要です。
夏のくすみケア
夏は1番紫外線が強くなるため、メラニン生成が活発になり、くすみを引き起こしやすくなる季節です。
そのため、日焼け止めは1日複数回塗り、日傘や帽子・アームカバーで紫外線対策をしましょう。
また、冷房が原因で体が冷えて血行が悪くなると、肌のトーンダウンやターンオーバーが乱れます。
夏でも体を冷やさない対策が大切です。
秋のくすみケア
秋は夏に受けたダメージの蓄積、寒暖差による血行不良が起こりやすくなる季節です。
秋にくすみが気になる場合は、美白効果のあるスキンケア用品を使いましょう。
メラニン生成を抑えながらターンオーバーを促し、肌に残ったメラニンを排出します。
また、血行を良くするために入浴も効果的です。
暑い日でも、湯船で体を温めるようにしましょう。
冬のくすみケア
冬は乾燥しやすく、肌のゴワつき・カサカサが気になる季節です。
また、寒さのせいで秋よりも血行不良になりやすく、血色の悪い印象になります。
冬にくすみが気になる場合は、保湿と血行促進を意識しましょう。
保水力が高い化粧水で水分を与え、美肌成分配合のクリームで蓋をして乾燥から肌を守ります。
入浴は湯船で体を温め、生姜や白湯を摂取して血行促進を促します。
季節ごとに正しいくすみケアを行い、くすみに悩まない肌作りをしましょう。
くすみ治療ならルシアクリニックへ

肌のくすみを改善したいなら、美容クリニックでの治療がおすすめです。
ルシアクリニックでは、『レーザー治療』や『点滴治療』など、多くのくすみ治療をご用意しています。
肌のくすみで悩んでいる方は、ぜひルシアクリニックの無料カウンセリングにお越しください。
※掲載価格はすべて税込価格です

記事の監修者
ルシアクリニック 医師小原 直樹
経歴
- 岡山大学医学部医学科 卒業
- 川崎医科大学附属病院 初期研修医
- 川崎医科大学附属病院 形成外科 入局
- 福山市民病院形成外科 勤務
- 独立行政法人国立病院機構福山医療センター形成外科 勤務
- 大手美容皮膚科・美容外科クリニックで院長を歴任
- ルシアクリニック 勤務
所属学会
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