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シミの部位によって原因や治療法は変わる?

シミの部位によって原因や治療法は変わる?

シミができる部位によってその原因が異なるため、治療法も異なる場合があります。

そこで今回は、シミの部位に注目し原因や治療法について紹介します。

シミの部位によってできる原因は違う

シミは顔だけでなく、手や背中など、さまざまな部位にできます。いつの間にかシミができていて驚いたという経験のある方も多いのではないでしょうか。
まずは、シミの部位ごとにできる原因を紹介していきます。

頬のシミ

シミができる部位の中でも、頭を悩ませる方が特に多いのがです。
年齢とともに頬骨付近を中心にできるシミは、紫外線遺伝女性ホルモンなど、さまざまな原因が考えられます。
頬のシミの原因を知るためには、そのシミの形や色などの特徴も確認する必要があるでしょう。

額のシミ

のシミは、ストレスが過度にかかってホルモンバランスが乱れたときにできる傾向にあります。ストレスが溜まることで体内のビタミンが減少し、シミができやすい環境を作ってしまうのです。仕事などでストレスが溜まりやすい時期は、ビタミンの摂取を意識的に行っていきましょう。

目元のシミ

眠い時などに目元を擦る癖がある方や、アイメイクを落とす時に強く擦ってしまう人は、目元にシミができやすい傾向があります。元々目元の皮膚は敏感で紫外線の刺激も受けやすい部位です。その目元を擦ることで皮膚のバリアが壊れ、さらに直接的なダメージを受けることになります。

肌への摩擦はシミに繋がる原因になるため、あまり目元を擦らないように注意しましょう。

こめかみのシミ

こめかみにできるシミの主な原因は、紫外線によるものです。こめかみは茶色や焦げ茶色など、濃く目立つ色のシミができやすい部位でもあります。

日焼け止めクリームを塗る際は、こめかみの紫外線対策がおろそかにならないよう注意が必要です。

鼻のシミ

鼻の上にできるシミには複数の原因が考えられます。一般的には紫外線による濃い茶色の楕円形のシミができます。他に、小さな斑点が複数現れるシミ(そばかす)は遺伝が原因とされています。

顔のシミ

頬やアゴ周りなど、顔のいろいろな部位にできる茶色いシミは、ニキビなどの炎症が原因になっていることが多いでしょう。ニキビなどの肌トラブルは炎症の赤みが引いたあと、茶色くシミとして残ることがあります。

自然に治ることがほとんどですが、炎症が起きているときにしっかりとケアを行いシミにならないよう注意しましょう。

手の甲のシミ

手の甲にできるシミは、紫外線を浴び続けることが原因になる場合と、虫刺されや怪我などの炎症が原因になる場合があります。

どちらも肌がダメージを受けたことで、メラノサイトが活性化してメラニンを大量に作り、それが上手く排出されず色素沈着することでシミになるため、しっかりとケアをすれば予防することも可能です。

背中のシミ

背中は普段なかなか紫外線を浴びることはありませんが、夏にオフショルダーの服を着たり、水着を着たりして紫外線をたくさん浴びると、点々と複数のシミができてしまいます。

背中のシミは肩から背中にかけてできる傾向にあり、「光線性花弁状色素斑」と呼ばれます。光線性花弁状色素斑は、綺麗な丸ではなくでこぼことした金平糖のような形のシミで、色白な方にできやすい傾向があります。

多量の強烈な紫外線を受けることで肌へのダメージが強くなりシミに繋がるため、肩や背中を出すときはしっかりと紫外線対策をしておきましょう。

シミの部位以外にも注目したいポイント

シミの形や色、種類などの特徴で何が原因でシミになってしまったのかを判別することができます

頬や鼻などのシミには、シミになる原因が複数あります。シミの形や色、種類などの特徴で何が原因でシミになってしまったのかを判別することができます。

ここからは、シミの部位以外に原因を探れるポイントを紹介していきます。

シミの形

シミには楕円形のものや斑点状のものの他に、複雑な形状のものなどさまざまな形があります。シミの形によってシミの種類を判別し、原因を探れることができるためシミの形がどんなものか確認しましょう。

楕円形のシミは、主に紫外線が原因でできます。また、斑点状のシミは遺伝的なもの複雑な形状のシミはホルモンバランスの乱れが原因となる傾向にあります。

シミの種類

シミには大きく分けて4つの種類があります。

①一般的に「シミ」と呼ばれる濃い茶色の楕円形のものは、老人性色素斑といいます。紫外線などでダメージを受けた肌を守るためにメラノサイトが作ったメラニンが、肌のターンオーバーでうまく排出できずに色素沈着したものです。老人性色素斑は30代以上の方に多く見られ、年を重ねるにつれて現れるという特徴もあります。

②幼い頃に鼻を中心に現れ、大人になると共に薄くなっていく斑点状のシミは雀卵斑といいます。いわゆる「そばかす」のことで、ピークは思春期頃に訪れます。そばかすは遺伝が主な原因と考えられています。

女性に多く見られることや閉経後には自然に薄くなっていくことから、女性ホルモンの乱れが関係していると考えられているシミは「肝斑」と呼ばれます。さまざまな形をしていますが共通して輪郭がぼんやりとしており、左右対称に現れるという特徴があります。ただし、普段左右どちらかに日光を浴びる機会の多い方などは片方だけシミの形が変わることもあるため、稀に左右対称でない場合もあります。間違ったケアを行うと悪化することがあるので、肝斑かどうかを判断するためには専門医の診察を受けることが確実でしょう。

④炎症が原因でできるシミは炎症後色素沈着といい、ニキビや怪我、虫刺され、火傷などで炎症が起きた場所にできることがあります。時間が経つと自然に治っていくシミですが、紫外線などで肌がダメージを受けると綺麗に治らなかったり、治りが遅くなることがあるため注意しましょう。

シミの色

シミの種類によってシミの色にも特徴があります。老人性色素斑濃い茶色や黒に近い色が多く、年齢を重ねるにつれて色が濃くなる傾向もあります。

そばかす薄い茶色や茶色のものですが、思春期以降は自然に薄くなっていく傾向にあるため、成人後には気にならなくなっていることもあるでしょう。

肝斑薄い茶色をしています。色味だけで見れば老人性色素斑と比べると目立ちにくいように感じますが、広範囲に現れたり、左右対称で必ず2個以上のシミができたりするため、多くの女性を悩ませているシミです。

シミの部位によって治療法も変わる?

シミの部位やシミの種類によって治療法は異なります

シミの部位やシミの種類によって治療法は異なります。
ここからは、いくつかの治療法をピックアップし、どの部位のシミに適しているのかを解説していきましょう。

シミレーザー

シミレーザーは、顔の各部位にできたシミに有効です。老人性色素斑とそばかすに効果がある一方、肝斑は悪化させてしまう可能性が高いため注意が必要です。

基本的には1度の施術でシミを消すことができますが、シミの状態などによっては2回に分けることもあります。

美白フォト治療(IPL)

美白フォト治療(IPL)も顔のシミに有効な治療です。老人性色素斑そばかすに効果があり、さらに肌のくすみを解消してハリツヤのある明るい肌に導いてくれます。

シミ治療で行う美白フォト治療(IPL)は、3週間に1回の頻度で5回以上の治療を行うのが一般的です。

ポテンツァ ニードルRF

肝斑の治療にはポテンツァ ニードルRFが有効です。ポテンツァ独自の技術でメラニンを作るメラノサイトに直接アプローチし、これまで難しいとされていた肝斑の根治治療が行えるようになりました。

ポテンツァ ニードルRFで肝斑治療を行う場合は、2週間に1回の頻度で5~6回の治療を行いましょう。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、顔だけでなく肩から背中にかけての施術も行うことができます。顔や背中に専用のピーリング剤を塗り、古い角質を剥がすことで肌のターンオーバーを促します。ターンオーバーが乱れることでメラニンが色素沈着してシミになるため、肌の代謝を整えることでシミ予防にもなります。

ケミカルピーリングは2週間おきに行うのがおすすめです。

シミの部位別治療はルシアクリニックにご相談ください

シミの部位によって原因や適した治療法には違いがあります。特に肝斑は誤った治療を行うと悪化の原因になってしまうため、しっかりと診断を受けて、適切な治療を受けるようにしましょう。

ルシアクリニックでは、さまざまなシミ治療の中から適した治療を行っています。シミに悩んでいる方は、ぜひお気軽にルシアクリニックへご相談ください。

※掲載価格はすべて税込価格です

医師 小原 直樹

記事の監修者

ルシアクリニック 医師小原 直樹

経歴

  • 岡山大学医学部医学科 卒業
  • 川崎医科大学附属病院 初期研修医
  • 川崎医科大学附属病院 形成外科 入局
  • 福山市民病院形成外科 勤務
  • 独立行政法人国立病院機構福山医療センター形成外科 勤務
  • 大手美容皮膚科・美容外科クリニックで院長を歴任
  • ルシアクリニック 勤務

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