ボトックス注射表情ジワ

表情ジワができる仕組み

顔の表情を作る際に、筋肉（表情筋）が伸び縮みすることにより皮膚にシワが寄ります。

通常は表情をリラックスさせるとシワは元に戻りますが、加齢による表情筋の衰えや皮膚を支えている支持靭帯という組織の衰えにより、表情ジワが元に戻りにくくなってしまい、表情を作っていない時にもシワが残り、次第に表情に刻み込まれてしまいます。

表情ジワを代表するおでこ/額のシワ・眉間のシワ・目尻のシワの筋肉（表情筋）

20代ぐらいの若い方でも、眉間にシワを寄せて考え事をしたり、顔をしかめていることが多かったりするようなクセがある方は、シワが元に戻りにくくなってしまうので注意が必要です。

シワの種類

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  おでこ/額のシワ

  額には前頭筋という眉毛を上げる表情筋があります。額の横ジワはこの前頭筋の動きによってできます。

  表情を作る際に眉毛を上げる癖のある方や目元のたるみによって無意識のうちに眉毛を使って目を開くことがあり、前頭筋の動きを制限することで眉毛の上方向の動きが抑制され、額のシワが薄くなり若々しい印象になります。

  しかし効果には個人差があるため、効きすぎてしまうと、瞼が重くなったり表情が硬く感じたりすることがあるので、しっかりと注入する位置を決め、効果の度合いを調節していきます。

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  眉間のシワ

  眉間には皺眉筋(しゅうびきん)という眉を内側に寄せる表情筋があります。眉間のシワはこの皺眉筋(しゅうびきん) の動きによってできます。

  眉を内側に寄せると、眉間に『ハの字』型のシワができ、怒っていたり、困っていたりなど不機嫌な印象を与えてしまいます。

  ボトックスで皺眉筋(しゅうびきん)の動きを抑制することに加え、ヒアルロン酸を併用することで、より高い効果が期待出ます。

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  目尻のシワ

  目尻のシワは眼輪筋という目の周りにある表情筋の動きによってできます。

  笑った時にできる目尻のシワは、加齢により徐々に深くなり年齢を感じさせる特徴的なシワとなります。眼輪筋の動きを抑制することで若々しい印象になります。

  しかし、笑った時にできるシワを抑えるので、表情が硬まったように感じる場合もあるので、しっかりと注入する位置を決め、効果の度合いを調節していきます。

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  鼻根部のシワ（バニーライン）

  鼻の横にできるシワは鼻根筋という表情筋の動きによってできます。鼻の付け根部分が鼻根筋で、その下を左右に分かれてあるのが鼻筋といいます。

  笑った時に鼻の横に出るシワを通称バニーラインと呼び、鼻筋にボトックスを打つことでバニーラインは解消されます。

  また、鼻根部のシワには鼻根筋と鼻筋の他にも、皺眉筋(しゅうびきん)も関与しているため、眉間のシワを同時に治療することでより効果を期待できます。

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  アゴのシワ（梅干しジワ）

  アゴにできる梅干しジワは、オトガイ筋という表情筋の動きによってできます。

  オトガイ筋は下唇のすぐ下からアゴの先まで伸びており、下唇を上に引き上げる働きがあります。梅干しジワは口元を前に尖らせるクセがある方多くみられ、これが原因で年齢よりも老けて見られる事もあります。

  オトガイ筋にボトックスを打つことで、梅干しジワの改善に加え、アゴがEラインに近づいたり、口元の突出した印象を和らげてくれます。

ボトックスとは

「ボトックス」とは、ボツリヌストキシン製剤のことを指します。ボツリヌストキシン製剤は世界中で様々な種類が販売されていますが、アメリカのアラガン社が販売している「ボトックスビスタ」の認知度が高いため、「ボツリヌストキシン」＝「ボトックス」と一般的に呼ばれることが多いです。

当院で取り扱っている「ボトックスビスタ」は国内で唯一製造販売承認を取得しており、さらには世界80ヵ国以上でも治療承認を取得し、世界中で最も支持されている美容治療薬剤です。