介護脱毛とは?介護脱毛の必要性とメリット・デメリットを解説

介護脱毛とは?介護脱毛の必要性とメリット・デメリットを解説

  • update最終更新日2024.02.26
  • schedule公開日2020.11.20

「介護脱毛って本当に必要かな?」
テレビやSNSで話題の『介護脱毛』、気になっていませんか?

介護脱毛を行うことで介護者の排せつや入浴の介護負担が減り、自分自身も快適な生活を送れるメリットがあります。

そこで本記事では、介護脱毛の必要性とメリット・デメリット、介護脱毛を受けるのにおすすめのクリニックを紹介します。

医療脱毛によって介護脱毛を行い、快適な老後生活を送りましょう!

介護脱毛とは

介護脱毛とは

介護脱毛とは、将来介護を受ける前にデリケートゾーンを脱毛することです。排せつや入浴における介護がしやすくなるため、介護者の負担を減らせます。

介護を受ける自分自身も、身体を清潔かつ衛生的に保てるため、老後を快適に過ごすことが可能です。

少子高齢化社会が加速する日本では老後に備える方が増えている背景もあり、40代以降の方たちを中心に介護脱毛が注目されています。

介護脱毛は必要?介護者や当事者の意見

介護脱毛は必要?介護者や当事者の意見

実際に介護脱毛は必要なのかどうか、当事者の間でも意見が分かれています。

  • ・介護脱毛は必要!将来のことを考えて
  • ・介護脱毛は必要ない!あまり気にならない

実際に「介護脱毛は必要だ」という方の意見としては、家族の介護を通じて「必要」と感じたとのことです。

排せつの処理やオムツ交換の際に、毛に便がからまって取りにくかったり、かぶれやニオイの原因になったりするからです。

とくに介護資格を持たない家族が介護を行う場合、介護士のようにうまく処理してあげられず、手間取ってしまうケースが考えられます。

一方で、介護のプロである介護士としては、「脱毛していなくても全く問題ない」「加齢とともに毛が薄くなるので、わざわざ脱毛する必要はないのでは?」という意見もあります。

参考記事:老後に備え「介護脱毛」 アンダーヘアを白髪前に処理 便が絡まず「世話の負担軽く」|東京新聞 TOKYO Web▶︎

いずれにせよ、アンダーヘアがない方が介護はしやすくなるが、「必ずしも必要というわけではない」といえるかもしれません。

必須ではありませんが、介護者となる家族に負担をかけたくない方や、介護以外の面でもVIO脱毛に魅力を感じている方にはおすすめです。

介護を必要としていない場合でも「デリケートゾーンが清潔に保てる」「ムレが軽減される」などのメリットがあるため、この機会にぜひ介護脱毛(VIO脱毛)を検討してみてください。

知っておきたい!介護における排せつの不自由

知っておきたい!介護における排せつの不自由

介護が必要になると、自分で排せつ処理や入浴をすることが難しくなるため、適切な処理がされず不快感を残したまま生活する時間が増えます。

国立環境研究所の調査国によると、『要介護5』のうち要介護者の約94%がオムツを使用していることがわかっています。

【要介護者とは】
用語 解説
要介護
状態
身体的または精神的な障害によって、排せつや入浴を含む日常生活を自力で送ることが困難であり、長期的に常に介護が必要な状態
要介護者
  • 要介護状態にある65歳以上の者
  • 政令で定める特定疾病を原因として要介護状態にある40歳以上65歳未満の者

出典:厚生労働省「要介護認定に係る法令

介護状態を8つに区分した中で最高レベルの要介護5は、『寝たきり』かそれに近く、日常生活全体で介護が必要な状態です。

排せつや入浴の介護は『要介護3』から必要となり、要介護3以上の認定を受ける方の割合は、70歳以上75歳未満で約32%(※)にものぼります。

このように、70歳を迎えると多くの方が排せつや入浴において不自由になることがわかります。

介護を受けながら清潔かつ快適に過ごすためには、介護を受ける可能性が高まる70歳より前に介護脱毛をするほうがよいでしょう。

※出典:厚生労働省「令和2年度 介護保険事業状況報告(年報)

介護脱毛は40〜50代からはじめるほうがおすすめ

介護脱毛は40〜50代からはじめるほうがおすすめ

介護脱毛をはじめる時期については、40〜50代からスタートすることをおすすめします。
なぜなら、脱毛レーザーは毛のメラニン色素に反応して毛組織にダメージを与えるからです。

白髪になってしまうと脱毛レーザーが反応しないため、脱毛ができなくなります。

介護脱毛をお考えの40〜50代の方には、高い効果を感じられるうちにはじめることをおすすめします。

介護脱毛はどの範囲まで行うべきなのか

介護脱毛はどの範囲まで行うべきなのか

介護脱毛はどの範囲まで行うべきかも、実際に介護脱毛をする際に迷うポイントでしょう。

まずは介護脱毛で脱毛するVIOの脱毛範囲について、下記の表にまとめました。

Vライン
  • 脚の付け根の毛とデリケートゾーンの上部
  • 身体を正面から見たとき三角形に見える部分
Iライン
  • 粘膜を除いた、陰部の両側の縦ライン
  • 脚の付け根から肛門の手前まで
Oライン
  • 粘膜を除いた肛門周りの部分

結論、介護者の負担を減らすことを目的とするなら、VIOすべての脱毛がおすすめです。

もしVIOすべて脱毛するのは「恥ずかしい」と抵抗がある場合は、IラインとOラインのみ脱毛でも、介護者の負担は充分に軽減できるでしょう。

また、Vラインはツルツルではなく毛量を薄くする程度に脱毛する、という調整も可能です。

介護脱毛を医療脱毛で行うメリット

介護脱毛を医療脱毛で行うメリット

介護脱毛にサロン脱毛ではなく、医療脱毛を選択するメリットは4つあります。

  • ・清潔な状態を保てる
  • ・ニオイが軽減できる
  • ・肌トラブルが起きにくくなる
  • ・介護者の負担を減らせる

介護脱毛を医療脱毛で行うことにより、老後の快適ライフが手に入るでしょう。

清潔な状態を保てる

介護脱毛は、デリケートゾーンを清潔に保てるメリットがあります。

排せつの介護では、アンダーヘアに汚物が付着してキレイに拭き取れないことがあります。拭き取れないと不快感を抱いたまま生活しなければならず、衛生的にもよくありません。

介護脱毛をしておくことで排せつ処理がしやすくなるため、デリケートゾーンを清潔に保つことが可能です。

ニオイが軽減できる

介護脱毛は、デリケートゾーンのニオイを軽減する効果も見込めます。

アンダーヘアがある状態でオムツを着用すると、ムレやすくニオイも発生します。こうしたニオイは、本人だけでなく介護者にとっても不快。

介護脱毛を行うことで、オムツから漂うニオイの抑制と不快感の軽減が可能です。

肌トラブルが起きにくくなる

介護脱毛をしておくと、デリケートゾーンの肌トラブルが起きにくくなります。

長時間オムツを着用すると、ムレや雑菌の繁殖によって「肌荒れ」「かゆみ」が発生し、肌トラブルが起きやすくなります。

介護脱毛によってデリケートゾーンを衛生的に保つことで、肌トラブルの軽減が可能です。

介護者の負担を減らせる

介護脱毛によって、介護者の負担を減らせます。

専門資格を持たない身内の介護を受ける場合は、排せつ処理をうまくできないことも多々あるでしょう。

しかし、デリケートゾーンを脱毛しておくことで、介護慣れしていなくても排せつ処理が楽になるのです。

介護士には技術がありますが、施設では他の入居者もいるため十分な処理が行われない可能性があります。

介護脱毛によって介護士の負担が減ることで、結果として快適に過ごせる時間が長くなるでしょう。

このように介護脱毛は、介護者の排せつ処理の負担を減らす効果も見込めます。

介護脱毛を医療脱毛で行うデメリット

介護脱毛を医療脱毛で行うデメリット

介護脱毛に医療脱毛を選択するデメリットは、次の4つです。

  • ・保険適用にならない
  • ・VIOは痛みが出やすい
  • ・脱毛完了までに時間がかかる
  • ・施術が恥ずかしい

デメリットについて理解し、事前に対策を打てるようにしましょう。

保険適用にならない

医療脱毛は自由診療にあたるため、健康保険が適用されず医療費控除の対象にもなりません。

つまり、費用全額を自分自身で負担する必要があるのです。1回あたりの料金もサロン脱毛より高い傾向にあるため、費用の心配は大きいでしょう。

ただし、医療脱毛はサロン脱毛よりも少ない回数で効果を実感できるので、総合的な費用はサロン脱毛よりも抑えられます。

医療脱毛 サロン脱毛
脱毛完了
までの回数
5〜10回 20〜30回以上
全身1回
あたりの料金
平均2万円 平均1.5万円
脱毛完了
までの合計
約10〜20万円 約30〜45万円

医療脱毛とサロン脱毛の違いについては下記の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

参考記事:医療脱毛とエステ脱毛の違いは?効果や費用の違いを比較▶︎

VIOは痛みが出やすい

VIOは次の理由から、痛みが出やすい部位です。

  • ・色が濃く、太い毛が密集しているため、レーザーが強く反応する
  • ・粘膜が近く皮膚が薄いため、痛みが伝わりやすい

麻酔の使用や生活習慣を整えることで、痛みを軽減できます。

くわしくは、VIO脱毛の痛みについて解説した記事をご覧ください。

参考記事:VIO脱毛は痛い?痛みの原因と軽減する方法を解説▶︎

脱毛完了までに時間がかかる

介護脱毛は、脱毛完了までに時間がかかるのもデメリットです。

ただ、1回で永久脱毛の効果を得られる脱毛方法はありませんが、医療脱毛は比較的早く脱毛効果を実感できます。

個人差はありますが、医療脱毛では8〜10回ほどの施術でツルツル肌になる方が増えます。

【医療脱毛の回数別期待効果】
回数 期待効果
1回 ムダ毛がポロポロ抜けはじめる
2〜3回 毛量が減り、毛が細くなる
5回 自己処理がほとんど必要なくなる
8〜10回 永久脱毛の効果を期待できる(脱毛完了)

介護脱毛で快適な老後生活を送りたいとお考えなら、脱毛完了まで通ってみるのがおすすめです。

医療脱毛の回数については、下記の記事をご覧ください。

参考記事:医療脱毛の回数は10回がツルツルの目安?部位別に回数ごとの効果を解説▶︎

施術が恥ずかしい

介護脱毛は下着を脱いでデリケートゾーンに施術を行うため、恥ずかしさを感じます。

デリケートゾーンが露出しないよう配慮して施術を行うクリニックもありますので、恥ずかしさが理由で迷っている方は、カウンセリング時に相談するとよいでしょう。

ルシアクリニックでは、患者様のプライバシーを守る施術を心がけていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

介護脱毛がおすすめの方

介護脱毛がおすすめの方

介護脱毛がおすすめの方は、次の通りです。

  • ・介護者への負担を減らしたい方
  • ・介護中に清潔な状態を保ちたい方
  • ・若い時に脱毛をしたかった方

介護脱毛を迷っている方は、自分に介護脱毛が必要かどうか考える際の参考にしてみてください。

介護者への負担を減らしたい方

介護脱毛は、将来介護を受ける際に介護者の負担を減らしたい方におすすめです。

介護の専門資格を持たない家族に自宅で介護をしてもらう予定があるなら、家族の負担を少しでも減らしたいとお考えでしょう。

介護脱毛によって、介護を行う家族や介護士の負担は軽くなります。

介護中に清潔な状態を保ちたい方

介護脱毛は、介護を受けながらも身体を清潔に保ちたい方におすすめです。

自分で排せつ処理や入浴ができなくなると、清潔な状態を保てないことが増えます。

介護脱毛によってデリケートゾーンの衛生環境を整えることで、清潔に過ごすことが可能です。

若い時に脱毛をしたかった方

「若い時に脱毛をしたかったけれどできなかった」という方にも、介護脱毛はおすすめです。

脱毛は「肌を露出する機会の多い若いときにするもの」と思われる方も多いでしょう。

しかし最近では40代以上で介護脱毛を受ける方が増えており、どの年代で脱毛を受けても恥ずかしくありません。

脱毛によって自己処理の負担が減るうえ、快適な老後生活を手に入れられることを考えると、今からでも遅くはないでしょう。

若いときに脱毛をし損ねてしまった方にこそ、介護脱毛に挑戦してみることをおすすめします。

ルシアクリニックなら介護脱毛のデメリットを軽減

ルシアクリニックなら介護脱毛のデメリットを軽

ルシアクリニックでは、患者様のプライバシーに配慮した施術によって、介護脱毛への恥ずかしさを軽減します。

また、脱毛効果や施術の負担軽減にこだわった脱毛機器を使用し、介護脱毛のデメリットをカバーしています。

  • ・プライバシーを守る配慮の徹底
  • ・照射口が広いジェントルシリーズで素早い施術
  • ・熱破壊式に特化し脱毛効果をアップ
  • ・冷却機能付き脱毛機器や麻酔で痛み対策

恥ずかしさや痛みを理由に介護脱毛に踏み切れない方は、ぜひ一度無料カウンセリングにてご相談ください。

ルシアクリニックの介護脱毛(VIO脱毛)については、下記にてご確認いただけます。

参考サイト:ルシアクリニックのVIO脱毛▶︎

プライバシーを守る配慮の徹底

ルシアクリニックではデリケートゾーンが露出しないよう、タオルをかけて施術を行います。

デリケートゾーンの露出を恥ずかしく思うのは当然のことです。患者様のプライバシーを守るため、最大限に配慮し施術を行っています。

照射口が広いジェントルシリーズで素早い施術

ルシアクリニックが採用している脱毛機器「ジェントルシリーズ」は、従来の脱毛機器と比較して照射口が広く素早い施術が可能です。

術時間の短縮により、施術を受ける方の身体的負担や恥ずかしさを軽減できます。

できるだけ恥ずかしい時間が少なくなるよう素早い施術を心がけ、患者様の負担が少なくなるよう努めています。

熱破壊式に特化し脱毛効果をアップ

ルシアクリニックは脱毛効果にこだわり、熱破壊式に特化した医療脱毛クリニックです。
ルシアクリニックでは、厚生労働省に認可された、国内で20年以上の実績がある熱破壊式レーザー脱毛機器のみを使用しています。

熱破壊式とは、1ショットで毛のメラニン色素や深部までアプローチし、確実に発毛組織を破壊できる脱毛方式です。

VIOのような濃く太い毛の脱毛が得意なので、介護脱毛にはうってつけの脱毛機器だといえるでしょう。

熱破壊式脱毛については、下記の記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてください。

参考記事:熱破壊式医療脱毛とは?メリット・デメリットとおすすめクリニックを紹介▶︎

冷却機能付き脱毛機器や麻酔で痛み対策

ルシアクリニックで使用している脱毛機器「ジェントルレーズプロ」「ジェントルマックスプロ」はいずれも冷却機能付きで、施術時の痛みを軽減しています。

脱毛の施術時に感じる痛みは「レーザーの熱」によるものです。ジェントルシリーズの冷却機能は、レーザーの照射と同時に冷却ガスを噴射し、肌が感じる痛みを軽減する仕組みです。

それでも痛みを感じるという場合は、1回あたり3,300円の追加費用で麻酔クリームの使用も可能ですので、お気軽にご相談ください。

介護脱毛まとめ

介護脱毛まとめ

介護脱毛によって排せつや入浴の介護がしやすくなるため、デリケートゾーンを清潔に保つことが可能です。
快適な生活を送れるとともに介護者の負担も減らせるため、介護脱毛は注目を集めています。

せっかく介護脱毛を行うなら、永久脱毛の効果を期待できる医療脱毛がおすすめです。
VIOの永久脱毛を行うと老後の快適生活はもちろんのこと、現在の自己処理の手間も省けるでしょう。

介護脱毛を医療脱毛で行いたい、あるいは迷っている方は、ぜひ一度ルシアクリニックの無料カウンセリングをご利用ください。

患者様の悩みをお聞きして、適切な施術方法をご提案いたします。

無料カウンセリングを受けてみる▶︎

医師 小原 直樹

記事の監修者

ルシアクリニック 医師小原 直樹

経歴

  • 岡山大学医学部医学科 卒業
  • 川崎医科大学附属病院 初期研修医
  • 川崎医科大学附属病院 形成外科 入局
  • 福山市民病院形成外科 勤務
  • 独立行政法人国立病院機構福山医療センター形成外科 勤務
  • 大手美容皮膚科・美容外科クリニックで院長を歴任
  • ルシアクリニック 勤務

所属学会

※掲載価格はすべて税込価格です

Q&A

介護脱毛に関するよくあるご質問

Q.

介護脱毛は保険適用になりますか?

A.

介護脱毛は保険適用になりません。基本的に美容目的の治療は自由診療に分類され、保険の適用範囲に当てはまらないためです。 健康保険だけでなく、介護保険も適用されませんのでご注意ください。

Q.

介護脱毛は医療費控除を受けられますか?

A.

介護脱毛は、医療費控除の対象になりません。医療脱毛は美容を目的とした医療行為にあたり、治療目的ではないためです。

Q.

男性でも介護脱毛をする方はいますか?

A.

女性と比べると少ないですが、最近では介護脱毛する男性が増えました。デリケートゾーン(VIO)以外にも、ヒゲやワキなど清潔感を出すために全身を永久脱毛する男性も多いようです。男性の方は、メンズルシアクリニックサイトをご覧ください。

Q.

デリケートゾーン(VIO)に白髪があるのですが、介護脱毛はできますか?

A.

白髪にはメラニン色素がないため、白髪が生えはじめると医療脱毛の効果が感じられなくなります。そのため、白髪が生えはじめる前(40代・50代)から介護脱毛を始めましょう。

Q.

介護脱毛はエステ脱毛でもできますか?

A.

エステ(サロン)でもデリケートゾーン(VIO)脱毛はできます。しかし、エステ脱毛は永久脱毛ができないためオススメしません。医療脱毛とエステ脱毛の違いを知りたい方は、医療脱毛とエステ脱毛の違いとは?をご覧ください。

Q.

介護脱毛は60代からでも間に合いますか?

A.

60代で介護脱毛を受ける方が増えていることからも、十分間に合うといえます。ただし、医療脱毛に使われるレーザーはメラニン色素に反応するため、毛が黒くて濃いほうが脱毛効果を高く感じる傾向にあります。若い時の方が効果を感じやすいことから、なるべく早い段階で施術を受けるのがおすすめです。