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全身脱毛は本当に痛い?部位別の痛みの感じ方と痛みを抑える方法を解説
- update最終更新日2024.11.22
- schedule公開日2023.09.26
「脱毛を受けてみたいけれど、施術時の痛みが心配」という悩みはありませんか?
できるだけ痛みを抑えて脱毛する方法を知りたいですよね。
そこでこの記事では、脱毛の痛みの原因や痛みを軽減する方法を解説します。
また、全身脱毛において痛みを感じやすい部位や、各部位ごとの痛みの感じ方も紹介します。
全身脱毛を検討中の方や、脱毛の痛みが気になる方はぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
ルシアクリニック 医師小原 直樹
全身脱毛はどのくらい痛い?
脱毛の痛みは、一般的に「パチっとゴムで弾かれたような痛み」とよく表現されますが、痛みの感じ方には個人差があるため一概にはいえません。
まったく何も感じない場合もあれば、じんわりと温かみを感じる程度や、耐えられないほど痛いと感じる場合もあります。
また、痛みの感じ方は以下の要素によっても変わります。
- ・脱毛の施術方法
- ・脱毛する部位
- ・ムダ毛の量(濃さや太さ)
- ・施術当日の体調や肌状態
上記の要素と、痛みを感じる原因を理解すれば、痛みを極力避けて脱毛を受けることも可能です。
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痛みを感じる理由は照射時の熱
脱毛で感じる『痛み』は、施術時に照射するライトやレーザーの『熱』によるものです。
なぜ脱毛で熱を感じるのかというと、ムダ毛が抜けるのは以下のような仕組みだからです。
- ①脱毛機器でライトや医療レーザーを照射する
- ②照射した光がムダ毛のメラニン色素に反応して熱が発生する
- ③熱エネルギーで毛にダメージを与えて脱毛する
このときの熱が、痛みの原因になるのです。そのため、油がはねたときのような熱い痛みを感じたり、肌にじんわりと熱を感じたりする場合があります。
しかし、熱や痛みの感じ方は『脱毛の施術方法』や『脱毛部位』によって変わってきますので、のちほど詳しく紹介します。
全身脱毛の痛みは施術方法によって異なる
脱毛の施術方法は、主に以下の4パターンに分けられ、それぞれ施術時の痛みの感じ方が異なります。
施術方法 | 特徴 | 痛みの感じ方 |
---|---|---|
光脱毛 (エステ脱毛) |
・ライトを照射する ・減毛効果が期待できる |
痛みは感じにくい |
ニードル脱毛 (医療脱毛) |
・針で毛穴に電気を流す ・永久脱毛が可能 |
かなり痛みが強い |
熱破壊式脱毛 (医療脱毛) |
・医療レーザーで毛根に直接ダメージを与える ・永久脱毛が可能 |
痛みを感じやすい |
蓄熱式脱毛 (医療脱毛) |
・医療レーザーでバルジ領域にアプローチ ・永久脱毛が可能 |
痛みは感じにくい |
各施術方法について順に詳しく解説しますので、ぜひ自分に合った脱毛方法を見つける参考にしてください。
光脱毛(エステ脱毛)
光脱毛は主に、エステサロンで行なわれている脱毛のことです。
エステ脱毛で照射するライトは、医療レーザーに比べてパワーが低く抑えられています。発生する熱エネルギーも少なく、痛みも感じにくい傾向があります。
しかし、永久脱毛は医療行為にあたるため、エステサロンでは行えません。エステ脱毛で得られる効果は、あくまで減毛や抑毛のみです。
また、脱毛完了(効果に納得がいくまで)に必要な回数も、エステ脱毛では医療脱毛の倍以上かかると見積もっておいた方がいいでしょう。
永久脱毛ではなく「減毛・抑毛」効果で十分に満足の方や、とにかく痛みは少ないほうが良い方にはおすすめです。
ニードル脱毛(医療脱毛)
ニードル脱毛は毛穴に針を差し込み、直接電気を流して脱毛する方法です。毛穴に直接電気を流し込むので、強い痛みを感じます。
その代わり、永久脱毛の効果があり、一度施術した毛穴から毛が生えてくることはありません。
しかし、毛穴の一本一本に針を差していく必要があるため、膨大な施術時間がかかります。部位脱毛なら現実的ですが、全身脱毛になるとおすすめできません。
強い痛みにも耐えられる方、一部の根深い毛だけ永久脱毛したい方にはおすすめです。
熱破壊式脱毛(医療脱毛)
熱破壊式脱毛は毛根に直接ダメージを与えるため、脱毛効果をすぐ実感できる点が特徴です。早ければ施術の数日後~2週間ほどで脱毛効果を実感できます。
また、熱破壊式脱毛はメラニン色素によく反応するため、色素の濃い毛や剛毛の脱毛が得意です。そのため、ムダ毛の毛深さに悩まれている方におすすめの脱毛方法です。
しかし、エステ脱毛や蓄熱式脱毛と比べると施術時の痛みを感じやすいため、肌を冷やしながら施術できる冷却装置搭載の脱毛機器を選ぶといいでしょう。
熱破壊式脱毛については下記記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:熱破壊式医療脱毛とは?メリット・デメリットとおすすめクリニックを紹介▶︎
蓄熱式脱毛(医療脱毛)
蓄熱式脱毛は、バルジ領域に低温でじんわりとダメージを与える脱毛方法です。
バルジ領域とは、新しい毛を生やす毛乳頭に対して指令を出す組織のこと。バルジ領域にダメージを与えれば、新しいムダ毛が生えにくくなる効果が期待できます。
つまり、今生えている毛にアプローチする方法ではないため、脱毛効果を実感できるまで時間がかかります。
しかし、低温でも施術ができるため熱による痛みが少なく、一般的に熱破壊式よりも痛みを感じにくい傾向があります。
蓄熱式脱毛については下記記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:【知らないと損!】熱破壊式レーザーと蓄熱式レーザーの違いを解説▶︎
全身脱毛の部位ごとの痛みの感じ方
脱毛の痛みは、毛のメラニン色素に反応したライトやレーザーの熱によるものです。そのため、毛量や色素の濃さによって施術時の痛みは左右され、部位ごとに痛みの感じ方が変わります。
また、皮膚の薄さ、デリケートさにも左右されます。
ここからは部位ごとの一般的な痛みの感じ方について紹介しますので、脱毛を受けるときの目安として参考にしてください。
VIO
毛が濃く量も多いVIOは、多くの方が強い痛みを感じる部位です。
もともとVIOの皮膚は敏感でデリケートな部位のため、痛みをまったく感じない方はほぼいないでしょう。
痛みが少ないといわれるエステ脱毛であっても、VIO脱毛は痛みを感じる方が多い傾向にあります。
医療脱毛は人によっては耐えられないほどの痛みを感じることがありますので、麻酔クリームの使用がおすすめです。
VIO脱毛の痛みについては下記の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:VIO脱毛はどのくらい痛い?VIO脱毛が痛い原因と痛みを軽減する方法を解説▶︎
脇(ワキ)
脇(ワキ)も毛が太く皮膚が薄いので、痛みを強く感じやすい傾向があります。
しかし、施術方法や脱毛の進み具合によっては、ほとんど痛みが気にならない方もいます。脇(ワキ)の痛みの感じ方は個人差が大きいでしょう。
たとえば、脱毛をはじめたてのころは毛が濃いため痛みを感じやすいですが、施術3~4回目になれば脇(ワキ)の毛も薄くなってくるので、痛みはマシになることが多くあります。
また、VIOのように耐えられないほど痛いケースは少なく、麻酔をしなければならないほどの痛みはまれです。
顔・ヒゲ
産毛が多い部位である顔は、皮膚の薄さや神経の多さにより痛みを感じやすい傾向があります。また、顎周りはレーザーを照射した際に骨に響くこともあります。
男性がヒゲ脱毛をする際は、レーザーが濃くて太い毛に反応することで、さらに痛みを感じやすいでしょう。ですので、ヒゲの医療脱毛をする場合は麻酔クリームの使用がおすすめです。
顔脱毛やヒゲ脱毛の痛みについては、下記の記事でそれぞれ紹介しています。ぜひ参考にしてください。
参考記事:顔脱毛は痛い?医療脱毛による痛みを軽減する方法を解説▶︎
参考記事:ヒゲ脱毛は痛い?回数別痛みレベルと軽減方法を紹介▶︎
脚・腕
脚や腕には、強い痛みを感じることはほぼありません。一般的な毛量・毛の濃さであれば、ほぼ痛みのストレスなく施術を受けられるでしょう。
しかし、毛深い方の場合、脱毛初期では脚のすね毛部分に痛みを感じやすいかもしれません。
脱毛が進むにつれて毛が薄くなっていけば、ほとんど痛みを感じなくなるのでご安心ください。
胸・乳輪周り
乳輪周りの皮膚はデリケートで敏感なので、痛みを感じやすいかもしれません。
乳輪周りの毛の生え方は個人差があるため一概にはいえませんが、太めの毛が数本生えている方は、パチッと弾けるような痛みを感じる可能性があります。
一方で、元から乳輪周りに毛が生えていない方はあまり痛みを感じずに済むでしょう。
襟足(うなじ)
襟足(うなじ)は比較的痛みを感じやすい部位です。毛深い方の場合は痛みを感じやすく、脱毛機器が背骨付近を通ったときには、骨に伝わるような熱い痛みを感じることもあります。
しかし、麻酔を必要とするほど痛むケースはまれで、ほとんどの方は腕や脚のように施術を受けられます。
襟足(うなじ)脱毛の痛みについては下記の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:襟足(うなじ)脱毛は痛い?後悔しないために気をつけるべきポイントを解説▶︎
手足の甲・指
手足の甲や指は、骨ばって皮膚が薄い部分が多いため、骨に響くような痛みを感じることがあります。また、指は神経がよく通っていて敏感なので、比較的痛みを感じやすい傾向があります。
乳輪周りと同じく、手足の甲や指は毛の生え方に個人差が大きい部位です。
指毛が濃い方であればチクッとした痛みを感じやすく、産毛のような毛しか生えていない方は痛みを感じにくいでしょう。
お腹・おへそ周り
お腹やおへそ周りは毛が薄く骨も近くないため、痛みを感じにくい部位です。強いていえば、おへそ周りは敏感なので痛みを感じる場合もあります。
痛みよりも、脱毛機器を肌表面に滑らせるときのくすぐったさや、ジェルを塗る際のヒヤッとした感覚のほうが気になるかもしれません。
背中・お尻
背中やお尻は産毛が多く、脂肪や筋肉がついている部位なので、お腹と同じく痛みを感じにくい部位です。
今回ご紹介した部位の中でもっとも痛みを感じにくく、脱毛の痛みを心配する必要はほとんどないでしょう。
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脱毛の痛みを抑える方法6選
脱毛の痛みを抑える方法は、痛みの少ない施術方法を選ぶこと以外にもあります。
以下6つの方法を実践すれば、脱毛の痛みをほとんど気にせず施術を受けられるようになるでしょう。
- ・日焼け対策をする
- ・保湿ケアを入念にする
- ・生理中の施術を避ける
- ・脱毛機器の出力を調整する
- ・照射面を冷却する
- ・麻酔を使用する
それぞれ順に紹介しますので、痛みによるストレスのない脱毛を受けるための参考にしてくださいね。
日焼け対策をする
日焼けしていると肌のメラニン色素にレーザーが反応するため、余計に痛みを感じやすくなってしまいます。そのため、日焼けしないよう日ごろの対策が必要です。
日焼け止めを塗る、日傘を差すなど、日常的な日焼け対策を行いましょう。
万が一日焼けしてしまった場合は、肌の色が元に戻るまで脱毛をお休みするか、スタッフに相談して肌状態を見てもらうようにしてください。
脱毛中の日焼けについては、下記の記事でも詳しく紹介しています。
【注意】医療脱毛中の日焼けはNG!理由と日焼け対策を解説▶︎
保湿ケアを入念にする
水分が不足して乾燥した肌や、荒れて敏感になった肌は、通常時よりも痛みを感じやすくなります。そうならないよう、脱毛期間中は日々の保湿ケアを入念に行う必要があります。
とくに施術直後の肌はダメージを負い乾燥しやすくなっていますので、しっかりと全身に保湿ジェルを塗りましょう。
生理中の施術を避ける
生理中はホルモンバランスが乱れ、肌が敏感になりやすい傾向があります。そのため、いつもよりも施術時の痛みを感じやすくなります。
体調不良のときもホルモンバランスの崩れから痛みを感じやすいため、施術は避けた方がよいでしょう。
施術当日の体調は痛みの感じ方に影響を及ぼすので、コンディションが万全でないときは無理をせず、施術日を変更することがおすすめです。
脱毛機器の出力を調整する
施術時の痛みがあまりに強い場合は、脱毛機器の照射パワーを下げることで痛みを軽減できます。
「痛くて耐えられない!」と感じたときは、すぐに施術スタッフに伝え、照射パワーを調整してもらいましょう。
ただし、照射パワーを弱めすぎると脱毛効果が減ってしまう可能性があるため、出力の下げすぎには注意が必要です。
照射面を冷却する
脱毛の痛みの原因は熱なので、熱による痛みを軽減するには冷却が効果的です。
クリニックによっては、痛みの軽減のために次のような工夫を行っています。
- ・施術前に冷却ジェルを塗る
- ・冷却機能が搭載された脱毛機器で冷やしながら照射する
- ・施術後に冷却ジェルでクールダウンさせる
ライトやレーザーを照射したあとの肌は軽いやけど状態と同じなので、適切に冷やすことがとても重要です。
麻酔を使用する
医療脱毛であれば麻酔の使用が可能です。麻酔を使えば、ほぼ痛みを感じずに施術が受けられます。
脱毛で使用される麻酔は、皮膚に塗る麻酔クリームと、吸引する笑気麻酔の2種類あります。多くの場合は麻酔クリームのみで対応可能です。
ただし、麻酔は医療行為のため、たとえ麻酔クリームであってもエステ脱毛では使用できません。痛みの軽減のために麻酔の使用を検討中の方は、医療脱毛がおすすめです。
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全身脱毛を受けるなら痛みに配慮した医療脱毛のルシアクリニックへ
脱毛は施術方法や部位によって痛みの感じ方が異なります。
脱毛の施術時の痛みの原因は、ライトやレーザーの熱なので、熱を抑える対策を行えば痛みは軽減できるでしょう。
ルシアクリニックでは、一人ひとりの肌状態に合わせ、照射パワーを調整して施術を行っています。できるだけ痛みを抑えながら、最大限の脱毛効果を発揮できるよう、専門のスタッフが調整します。
また、ルシアクリニックで使用している脱毛機器は冷却機能が搭載されている医療脱毛機器です。レーザーを照射しながら肌を冷却し、照射時の痛みを最小限に抑えています。
もちろん医療脱毛クリニックなので、希望される場合は麻酔の使用も可能です。
全身脱毛を検討中の方、脱毛の痛みが心配な方はぜひ一度、ルシアクリニックへご相談ください。
記事の監修者
ルシアクリニック 医師小原 直樹
経歴
- 岡山大学医学部医学科 卒業
- 川崎医科大学附属病院 初期研修医
- 川崎医科大学附属病院 形成外科 入局
- 福山市民病院形成外科 勤務
- 独立行政法人国立病院機構福山医療センター形成外科 勤務
- 大手美容皮膚科・美容外科クリニックで院長を歴任
- ルシアクリニック 勤務
所属学会
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